健康コラム

薬の話 その11

2018年 10月 17日
何かの病気で薬を飲んでいる人に、「どんな薬を飲んでいますか」と尋ねてみると、大抵の人は「えーっと」と口ごもって、薬の名前を正しく告げることができません。「お薬手帳」にはちゃんと書いてあるはずなので、いつも飲んでいる薬の名前は覚えておいて欲しいものです。台風や地震などで、かかりつけの病院や薬局が停電とか浸水の被害を受けると、カルテや処方箋で確認できないこともあります。薬の名が分からないと、急場しのぎの薬も手に入らない恐れがあります。
薬の話 その11

以前のアメリカでの調査ですが、病院で薬を貰った人の95%が、薬の名を知らなかったことが分かり、40年程前に“Get the answer”運動が全米で広がりました。医師の診察を受けて薬を処方してもらう時に、「医師や薬剤師に教えてもらおう」というキャンペーンで、次の質問の中から、自分に必要なことを尋ねようというものです。
 質問は、①薬の名は?②何に効くの?③飲むときの注意は?④副作用は?⑤食べ物との飲み合わせは? の5つです。
この運動に合せて、医師や薬剤師が“Give the answer”(答えます)運動も展開されたそうです。薬を飲んでいる方々、分からないことや不安に思うこと医師や薬剤師に遠慮せずに質問して、納得したうえで薬を飲むようにしましょう。自分自身を守るための薬です。「あなた任せ」はよくありません。