健康コラム

むずむず脚症候群

2018年 5月 16日
 重い病気ではありませんが、このせいで眠りを妨げられて不眠症に陥ったり、悩ましいのがこの病気、「むずむず脚(あし)症候群」。治療を受けずに我慢している人が多いので実態はよく分かっていませんが、珍しい病気ではなく、2、30人に1人が罹っているといわれます。どんな症状かというと・・・、
むずむず脚症候群

① 座ったり横になったりして静かにしているとき、膝より下のふくらはぎがむずむずして、じっとしておれない。両脚に起きることが多いですが、片側のこともあります。
② 歩いたり脚を伸ばしたり、むずむず部位を指で押さえると、しばらく症状が収まる。
③ 日中にはあまり起こらず、起きても軽くてあまり気にならないのですが、夕方から夜間、特に寝床に入った寝入りばな、むずむず症状が強くなって眠れない、など。

この病気は原因が判らない「特発性」と、鉄欠乏性貧血や腎不全による人工透
析、胃の手術後、時には妊娠時に起きる「二次性」のものがあります。大抵は特発性で、命に係わるようなことはありませんが、このせいでなかなか寝付けず、寝床から再び起きて歩いたりして、むずむず症状を鎮めなければならないこともあります。
神経内科などでは、睡眠中の筋肉の動きを測る筋電図や脳波検査などで診断していますので、心当りの人はご相談ください。特発性の場合は、クロナゼパム(抗てんかん薬)やドーパミン受容体刺激薬(パーキンソン病治療薬)が有効です。