健康コラム

朝食抜き

2018年 4月 27日
朝食抜きで出勤する人は多いようです。特に共働きの主婦。夫と子供に朝食を用意して食べさせた後、それぞれ勤務へ学校へと送り出し、自分は食べる暇なく、お化粧をして髪を整えるのもそこそこに家を飛び出して・・・という生活。一方、残業で帰宅が夜更けになり、夕食が遅いせいで翌朝はお腹がもたれて食べられないという男性もいます。いろんな事情があるにせよ、朝食抜きにはご用心。そのわけは・・・、
朝食抜き

中年以降の男女約8万人を平均13年間にわたって追跡した国立がん研究センターの調査によると、朝食を週に0~2回しか食べない人が脳卒中を起こす危険度は、毎日食べている人に比べて18%高かったそうです。脳卒中の主な原因は脳出血と脳梗塞ですが、特に脳出血を起こす危険度に注目すると、毎日食べる人より週0~2回しか食べない人は36%高く、3~4回の人で22%、5~6回でも10%高く、朝食の回数が少ないほど危険度が高まっていたとの結果でした。
脳出血の主な原因は高血圧です。朝食を食べると血圧はそれほど高くなりませんが、抜くと空腹によるストレスで血圧が上がることが分かっています。また朝飯抜きの人では、食べる人に比べて糖尿病に罹る危険度も30%高いとも報告されています。朝の欠食が昼食後の大幅な血糖値上昇を引き起こすのが主な理由です。
研究を纏めた磯博康教授は「朝食を毎日摂る習慣を付け、生活習慣病の予防につなげるのが望ましい」と話しておられました。筆者も同感です。