健康コラム

コーヒーの効用

2018年 3月 12日
 日に2、3杯のコーヒーは欠かせない、という人は多いですね。コーヒーに敏感な人では動悸を感じたり、血圧が普段より高くなったり、眠る前に飲むと寝つきが悪くなるということもありますが、日に3杯程度なら、飲む方が飲まないよりも健康に良いと考えられています。
最近イギリスで行われた信頼の置ける研究では、日にコーヒーを3杯飲む集団では、それほど飲まない集団に比べて死亡するリスクが17%小さく、心臓病や脳血管病による死亡に限ると、いずれも19%も低いという結果でした。一方、日に3杯以上飲む集団では、健康への害はなかったものの、はっきりした効用も認められなかったということです。

コーヒーの効用

 

 がんについては、コーヒーを多く飲む集団では、そうでない集団に比べて前立腺がんや子宮体がん、肝がんなどに罹る率が低く、がん全体ではその率が18㌫も小さかったといいます。しかしタバコは明らかに有害で、喫煙者ではコーヒーの効用が一切帳消しになったそうです。
また妊娠中の女性でもコーヒーは有害で、コーヒーをまったく、或いはあまり飲まない集団に比べて、よく飲む集団では早産と流産、そして低体重新生児の割合が明らかに高かったそうです。そのうえコーヒーを日に1杯増やした女性では、増やさなかった女性に比べて骨折する率が上昇したとも報告されています。

 結局、妊娠中の女性や骨粗しょう症などで骨折しやすい女性を除けば、日に3~4杯程度のコーヒーなら、健康に与える益は害を上回ると言えるようです。しかし病気を予防するためにコーヒーを多く飲むことまではお勧めできませんので、念のため。