健康コラム

断ち切ろう!腰痛の悪循環

2018年 1月 10日
 多くの動物が4本の足で体を支えているのに、人間は2本足。4つ足動物なら前足で支える上半身の重みと、体の割に他の動物より大きい頭の重みも足腰にかかります。時には重い物を持ったり背負ったりもしますから、なおさら腰痛が起きやすいわけで、腰痛は云わば2本足の宿命みたいなものです。だから世の中には腰痛に悩む人はとても多く、整形外科の外来では大勢の腰痛患者で日々大忙しです。
断ち切ろう!腰痛の悪循環

 
 腰痛が長引くと、そのせいで体の動きが鈍り、そのため筋肉が細り、関節や背骨も弱ります。それによってさらに痛みが増すという悪循環に陥り、一層治りにくくなるという人も珍しくありません。この悪循環を断ち切るには、整形外科で適当な鎮痛薬を処方してもらうことになりますが、薬だけでは良くならない、という人も意外に多いのです。このような人は薬物療法に併せて理学療法(運動療法)も行うことが重要です。
 ではどうするか。具体的には、腸腰筋とハムストリングスのストレッチ、ドローイン、ハンドニーという4つの腰痛体操が勧められています。これによって姿勢が良くなる、関節を動かせる範囲が広がる、体のバランスが良くなる、といった効用の外、脳の鎮痛作用や腰の炎症を抑える作用など、間接的な効果もあると考えられています。慢性の腰痛に悩む人は、この体操に積極的に取り組んでほしい、と札幌医大整形外科の山下敏彦教授も強調されています。腰痛は人間の宿命だと諦めてはいけません。 
ではどんな体操か。腰痛持ちの方、不安な方は次回のこの欄をご一読ください。