健康コラム

血糖値スパイク

2017年 12月 5日
「健診で血糖値が正常だったから」と安心して、毎日好きなだけ食べて運動はあまり、という人、少なくありませんね。こんな人、中でも太っている人、アルコールなしで過ごせない人は糖尿病に油断は禁物です。
健康な人の空腹時血糖値は70から110mg/dlで、食後でも140mg/dlを超えることはまずありません。そして2、3時間もすれば食前の値に戻ります。ところが空腹時の値が正常でも、食後に急上昇して140mg/dlを超えることがあれば、これは「血糖値スパイク」です。日本人の凡そ15%が知らないうちにスパイク、つまり糖尿病一歩手前の状態だということです。

血糖値スパイクを繰り返すと、やがて血糖値が高止まりする糖尿病状態になり、動脈に「酸化ストレス」が加わって動脈硬化が進みます。そうなると手足のしびれなどの神経障害や、心臓病とか脳卒中を起こしたり、さらには失明することもある網膜症や血液透析が必要な腎症など、色んな合併症も生じます。
血糖値スパイク


空腹時血糖値だけではスパイクの有無は分かりませんが、過去2,3か月間の血糖値を反映するHbA1c値が6.0%以上ならスパイクの恐れがあります。そのまま放っておくと、やがては糖尿病…。それを食い止めるのはBMI値(体重kg÷身長mの2乗)が25を上回らないよう、まずお勧めは、もうチョット食べたいのを我慢して腹八分、そしていつでも一人でできるウォーキングです。