健康コラム

糖尿病という国民病

2017年 11月 29日
 膵臓のベータ細胞で作られるインスリンが少なすぎて起きる病気、糖尿病。
アジア人の膵臓が作るインスリン量は白人の半分位だそうです。白人に比べてアジア人は太った人は少ないですが、胴回り(ウエスト周囲径)が同じでも内臓脂肪が多く、糖尿病の人の割合が高い傾向があります。日本人はほぼ10人強に1人の約1千万人、お隣の中国では1億人近い人が糖尿病だそうです。

糖尿病という国民病

 
 糖尿病の人の寿命は男女とも平均ほぼ15年も短く、約半数は脳卒中や心筋梗塞などで亡くなっています。糖尿病性網膜症で失明したり、糖尿病性腎症で腎臓の働きが落ちて、人工透析を受ける人も少なくありません。平安時代にはほとんど貴族だけが罹ったと伝えられる糖尿病が、今や「君もか、僕もや」と同病相哀れむほどの国民病。人だけでなく、犬でも糖尿病が多いそうです。
 日本糖尿病学会の基準では、
①空腹時の血糖値が126mg/dl以上、
または②随時の血糖値や、
③ブドウ糖75gを含む水を飲んだ2時間後の血糖値が200mg/dl以上、或いは
④HbA1c(糖と結合した血色素)が血色素全体の6.5%以上なら「糖尿病型」。
そして別の日に測った①~④のどれかが再びこの基準を超えたり、のどがよく渇き尿が異常に多いとか、下肢が痺れるなどの症状があったり、眼底に糖尿病性変化があれば「糖尿病」、また1回の検査でも血糖値とHbA1cが同時に基準を超えていたらやはり「糖尿病」としています。さて、あなたは大丈夫?