健康コラム

効き目はどうか、「けっぴたし」 (或る新聞記事から)

2017年 10月 31日
 仏頼みをしたくなるほどつらいからか、ヤマイダレに寺と書くお尻の病気、「じ」。
これに悩んだ人は昔から数知れず、英雄ナポレオンはその痛みで指揮が鈍ってワーテルローの戦いに敗れ、宗教改革者ルターはトイレで痔を労わりながら聖書を読んでいたとか・・・。
男女の愛憎と葛藤を描く夏目漱石の名作「明暗」では、主人公が痔の治療をしているところから始まりますし、そう言えば漱石の友人、正岡子規も歩くのもつらいほどだったそうで、漱石への手紙ではその悩みを縷々打ち明けています。
効き目はどうか、「けっぴたし」 (或る新聞記事から)

 

 仏頼みならぬ神頼みをするなら、栃木県茂木町の国神神社が一番だそうです。
この神社では毎年、「じかたまじない」という儀式が行われます。宮司が神職の衣冠という正装で恭しく登場し、神殿右手の「尻洗いの石」と謂う白い卵形の御影石に水を掛け、石にお尻を向けて中腰で「けっぴたし」と唱えながら、上下に揺する仕草を3回。そこで「痔主」の参拝者たちが宮司に倣って次々に「けっぴたし」、「けっぴたし」と唱えてお尻の上下動3回という儀式。霊験あらたかとの評判ですが、真偽の程は「尻」ません。
 兎も角、祭りの日を外して秘かに神社を訪れるのは女性に多いそうです。何しろお尻を突き出して上下動3回、それこそ「頭隠して尻隠さず」ですから、人様に見られたくないのはよく分かります。座薬などではなかなかすっきりしない痔主の方々、少々遠方ですが、嘘かまことか、一度ご参拝の上「けっぴたし」をお試しになっては?