健康コラム

目の健康 その2

2017年 10月 24日
 色んな病気で眼底出血も起こります。糖尿病もその一つ。罹って数年以上経つと糖尿病性網膜症が起きやすくなります。初期には視力は落ちず不自由を感じませんが、視力障害に気付いた時にはかなり重症化していることがあります。高血糖の人や糖尿病と言われた人は、症状がなくても眼科でチェックを受けることが大切です。
 高血圧や動脈硬化でも眼底出血が起きます。高血圧や動脈硬化が進むと網膜の動脈が硬くなり、これが静脈を圧迫して血液の流れを堰き止めて網膜静脈閉塞症を起こすことがあり、このせいで出血するのです。
黄斑は視力と色の見分けに大切な網膜の中心ですが、この部分にむくみが生じて視力が落ち、モノがゆがんで見えたりして生活や仕事に支障を来します。高血圧があれば食事療法や降圧剤で血圧をきちんと管理することが大切ですし、網膜静脈閉塞症が起きると、ステロイドや抗VEGF薬の注射などで黄斑のむくみを取ったり抑えたりする治療が必要になります。
目の健康 その2

 

 白い壁や青空を眺めると蚊や糸くずの様なものが見える人も多いですね。飛蚊症です。
目の中の硝子体というゼリー状の部分に濁りが生じて、目を動かすと虫が飛んでいるように見えます。大抵は年齢的なもので心配ないのですが、時には網膜裂孔や網膜剥離が原因となることもあります。特に急に虫が見え出したり、ピカーッと閃光のような光を感じたら要注意。進行すると失明することもありますので、レーザー光凝固などの治療で進行を防がなければなりません。