健康コラム

暑熱順化

2017年 7月 24日
毎日暑いことですね。気象庁のデータでは、日本列島は年々確実に暑くなっているそうです。例えば東京の2015年以前の5年間の平均猛暑日数(気温35℃以上)はその前の5年間の1.6倍で、2000年までの5年間と比べると4.2倍にも増えているそうです。
最近では気温が37~38℃と体温を上回る日も珍しくなくなりました。
だから誰しも涼しいところで過ごしたい。熱中症になるのもイヤですしね。睡眠中にもエアコンかけ放しという人も多いでしょう。ですが涼しい環境で過ごす時間があまり長いと、外出した時などには暑さが一層こたえます。熱中症はもちろん、夏バテにも陥りやすくなります。
暑熱順化



エアコンがなかったその昔、夏の間ずっと続く暑さに、誰しも否応なく体が慣らされていました。「暑熱順化」と呼ばれる生理的現象です。だから今ほど熱中症で倒れる人は多くなかったようです。
暑熱順化すると、体が感じる温度、つまり体感温度は2℃下がるといわれます。28℃を26℃と感じるわけで、その分不快感が和らぐのです。エアコンに慣れた人はクールビズでも28℃は不快に感じます。
ではどうすれば?昼休みなどには涼しい部屋から外に出て、暑い外気に触れること。1~2週間も続けると体が暑熱順化して、熱中症にも罹りにくくなります。暑さストレスを避けるばかりでは、体が鈍(なま)って暑さに対する抵抗力が弱まるのです。