健康コラム

伊能忠敬、つづきのつづき

2017年 7月 14日
伊能忠敬は当時としては長命で74歳まで生きましたが、高血圧はなかったようです。
前にも記したように、隠居の身の55歳になってからほぼ地球一周分、4万㌔を踏破し、時には日に40㌔以上も急ぎ足で歩いたそうです。
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」でも、運動には血圧を下げる大きな効果があるとされています。
このガイドラインでは、毎日30分程度、「運動強度が50%ほど」の運動を行うことを勧めています。
普通の歩行は運動強度が30~40%程度で、坂道や階段を上がるなど、少し息が弾む強さの運動が50%です。
ただ、前回も記したとおり、「歩く暇などとても・・・」と渋る方も多いでしょう。
そこで、短い時間でもよいから、とお勧めしたいのが早歩きです。たとえ通勤や買い物の際の行き帰りだけでも、歩幅を数㌢広げてみましょう。そうすると歩く速さが上がります。疲れたら歩幅を小さくしてゆっくり歩き、疲れが取れたらまた歩幅を広げます。これは「インターバル速歩」と言い、生活習慣病を防ぐのに大きな効果があるとされています。

伊能忠敬、つづきのつづき

早歩きは普通の歩き方よりも脚や心臓への負担も増やしますので、運動習慣があまりない年配の方はいきなりではなく、徐々に取り入れて頂ければ良いと思います。
運動は少しの時間でもそれなりに効果があることが分かっています。人それぞれのレベルで、無理なく続けること、習慣づけることが非常に大切なのですよ。