健康コラム

伊能忠敬、 つづき

2017年 7月 7日
人間の体には、歩きなどの運動の刺激で筋肉が作られる仕組みが備わっています。
筋肉は常に分解と合成が繰り返されています。筋肉の材料はタンパク質ですが、食べたタンパク質は肝臓でアミノ酸に分解され、血液の流れに乗って筋肉に届けられ、これを材料に新しい筋肉が合成されます。
古くなった筋肉はクレアチニン、尿素窒素、尿酸などの老廃物となって尿中に排泄されます。
従って筋肉量を維持するには、アミノ酸の原料、タンパク質を十分補給することが大切です。
ところが歳を重ねるにつれタンパク質の吸収量が減り、筋肉を合成する能力も落ちてきて、徐々に筋肉量が少なくなります。これがロコモの大きな原因です。
しかし歳に負けずに頑張って歩いて脚の筋肉を刺激すると、血流量が増えてアミノ酸がより多く筋肉に供給されることになり、筋肉を合成する力が高まって、筋肉量を増やせます。
このためにはまず食事で肉や魚などのタンパク質を十分に摂ること、そして伊能忠敬並みにとはゆかないまでも、できるだけ積極的に歩いて脚への血流量を上げること、この二つが脚を強くし、ロコモを防ぎ、長生きするコツだと言えるでしょう。

伊能忠敬、 つづき

「忙しくて歩く暇など・・・」という方が多いですが、たとえ日に30分でも歩けば年に凡そ180時間、日数にして8日足らず。これで恐らく数年以上寿命が伸びるでしょう。
どちらが得かは自明の理。歩く時間を差し引いても、十分モトは取れるはずです。