健康コラム

ロコモ

2017年 4月 6日
ご存じのことでしょうが、「モロコ」(諸魚)や「ころも」(衣)の言い間違いではありません。
コンビニエンスストアをコンビニと呼ぶように、「ロコモ」はロコモティブシンドロームの略称です。
「ロコ(loco)」とは「場所から場所へ」という意味で、「モティブ(motive)」は「動くこと」。シンドローム(syndrome)は「症候群」(似た病気の一群)なので、ロコモはつまり「体を移動させる働きが衰えた状態」だと言えるでしょう。
ロコモは、体を支えて動かすための骨や関節、筋肉や神経などの病気や不具合で、自力で立ったり歩いたり、時には食べ物を飲み込んだりする日常の諸動作が難しくなるという、つらくて困った状態です。
その原因は、加齢や運動の過不足による骨粗鬆症や変形性関節症などの骨や関節の異常、そして筋力の衰えと体のバランスを取る能力の低下です。
当然ながらお年寄りに多く、高齢化社会ですから最近の整形外科の外来は、足腰を痛めたロコモのお年寄りで大変忙しい様子です。
ロコモ

自力で整形外科に通院できないほど悪くなれば、要介護となるわけですが、厚労省の平成25年度国民生活基礎調査によれば、要介護になる原因の第4位が「骨折・転倒」の11.8%、第5位が「関節疾患」の10.9%で、双方を合わせた運動器の障害、つまり「ロコモ」による要介護は、第1位の「脳血管疾患」(脳卒中)の18.5%を凌ぐ多さです。ではどうすればロコモを防げるか、次回以降にシリーズでお伝えします。