健康コラム

高血圧

2016年 10月 31日
 最高血圧140mmHg(㍉水銀柱)以上、或いは最低血圧90mmHg以上なら高血圧。これが日本人に最も多い病気です。
中高年男性の4割前後、女性では3割強が高血圧か、或いは血圧を下げる薬を飲んでいる人たちです。
がんに次ぐ死亡順位第2位の心臓病や第3位の脳卒中の主な原因は高血圧ですから、高血圧はがんに並ぶ国民病と言えるでしょう。
そしてその最大の原因は、塩分の取り過ぎです。
 大古の昔、すべての原始生物は海の中に棲んでいました。長らく塩水に馴染んできたすべての生物にとって塩分は大切な欠かせない成分です。
しかし凡そ3億年前、一部の生物は塩分がほとんどない陸に上がることができました。進化の過程で塩分を失わない仕組みを獲得したからです。
人間を含む陸上動物の腎臓には、貴重な塩分を失わないように、血液から一旦尿中に濾過された塩分を回収(再吸収)して、血液に戻すリサイクル装置が備わっているのです。
高血圧

 

 今は食塩に不自由しない時代ですが、人間の体は昔通り塩分を体から逃がさない仕組みが健在です。塩分を摂り過ぎると体の中に塩分が貯まりすぎて血圧を高めます。塩分を摂り過ぎると血圧が高くなるわけは次回に記すとして、今の日本人は1日平均約11㌘と、必要量の倍以上の食塩を取っています。味噌汁、漬物、煮物などを好きなだけ食べていると、多くの人は高血圧症になってしまいます。ご注意ください。