健康コラム

はしか

2016年 10月 14日
 正式には「麻疹」と呼ばれる「はしか」、最近これが大阪を中心にポツポツと患者が出ています。
患者との接触や咳・くしゃみの飛沫ばかりでなく、麻疹ウイルスが浮遊する空気を吸っての感染もあり、感染力が非常に強い伝染病です。
罹ると発疹や高熱が出たり、肺炎や脳炎などの合併症が起きて重症化することもあります。
だからはしかの患者を診た医師は保健所に届け出なければならないことになっています。
はしか

 
 昔は、もしし罹ったら生きるか死ぬかわからないと恐れられ、「命定め」といわれたそうです。
今でも有効な治療法はなく、命定めの病気に変わりはありません。感染すると8~12日間の潜伏期の後、風邪のような症状と目やにを伴う結膜炎で始まります。
その後の2~4日間は高い熱が出て体の倦怠感が強く、口内の頬粘膜にコプリック斑という1㍉大の白斑が現れます。その後、全身に発疹が出て、合併症が出なければ数日後に回復に向かいます。
しかし発疹が消え熱が収まっても、その後3、4日間は人に感染する恐れがありますので、出勤・登校は控えなければなりません。
はしか

 
 幸い「命定め」の昔と違って、麻疹ワクチンを接種しておくと大抵は予防できますし、たとえ発病しても軽くて済みます。
普通は麻疹・風疹混合ワクチンを用います。定期接種は1歳児と小学校入学前の2回ですが、大人でも、接種を一度も、或いは1度しか受けていない人は、受けておく方が安心です。詳しくは医師にご相談下さい。