健康コラム

女性のがん 「子宮頸がん」について その2

2016年 9月 20日
 子宮頚がんはほぼ100%、HPV(ヒューマンパピローマウイルス)に感染して起こります。
性体験のある大抵の女性はHPVに感染していますので、誰しも子宮頸がんにかかる可能性はあるわけです。
HPVには多くの種類がありますが、子宮頸がんの半分以上は、このうちHPV16型か18型の感染が原因です。
 この2種類のHPVの感染を防ぐワクチンは、既に多くの人が接種を受けていますが、これについては、幾つかの注意点があります。まず、このワクチンは接種時までにHPVに感染した女性には効き目がありません。
だから接種対象はセックス体験のない10歳以上の女性で、標準的には中学1年生とされています。
 ワクチンは上記2種以外の型のHPVにはあまり効かないので、接種後も定期的に検診を受けることが大切です。また接種後ごく稀に、失神や手足の運動障害など、ワクチンの副反応かと疑われる異常も起きています。
子宮頸がんは毎年ほぼ1万人に1人が罹っていますから、接種せずにがんを生じる危険の方が大きいと思われますが、厚労省は今のところ積極的には接種を勧めず、父母の判断に委ねています。
女性のがん 「子宮頸がん」について その2

 
 ワクチン接種は各市区町村が主体となって実施しています。接種は初回接種の1~2か月後と6か月後の計3回受けるのが決まりです。接種をお考えの方は、お近くのお医者さんや、お住まいの市区町村予防接種担当課にご相談ください。