健康コラム

「熱中症」 その4

2016年 8月 22日
 最後に予防について。暑い季節に大切なのは第一に水分、次いで塩分の補給です。ジュースや麦茶でも結構です。
当然ながら暑すぎる環境に長居したり、炎天下や高温多湿の環境で激しい運動をしたり、通気性の乏しい作業服で肉体労働を続けるのは危険です。
歳を取ると体の抵抗力は衰えますし、糖尿病や高血圧などの持病があると熱中症が重症化しやすいので、高齢者は特に気を付けなければなりません。
「熱中症」 その4

 
 気温、湿度、風速、輻射熱などが蒸し暑さの要素ですが、これを総合的に一つの数値で表すのが「WBGT」 (湿球黒球温度℃)、即ち「暑さ指数」です。
湿球、黒球と乾球温度計で測った温度から簡単な式で計算できますが、最近は自動的にWBGT値を示す携帯型のWBGT計も市販されています。労働や運動の強度によって適したWBGT値は違いますが、それを一目で示す一覧表もありますので、暑熱作業や炎天下での運動の際には重宝です。
現場で測定するのが基本ですが、環境省の熱中症予防情報サイトでは、各アメダス地点の速報値や予測値を出していますので参考になります。 
 最後に熱中症の症状を纏めて記しておきます。
頭痛にめまいや立ちくらみ、失神、筋肉痛や筋硬直(こむら返り)、痙攣、手足の運動障害、大量の発汗、吐き気、嘔吐、全身の倦怠感や虚脱感、そして意識障害、高体温・・・熱中症は怖いです。