健康コラム

「熱中症」 その3

2016年 8月 19日
 熱中症かと思える症状があり、特に体温が高ければ、まず体を冷やすこと。
風通しの良い日陰や屋内で、衣服を脱がせて霧吹きで体に水を吹き付けます。霧吹きがなければ水をかけて団扇で扇ぎ、扇風機があれば回します。
体を風に曝して、皮膚に吹き付けた水滴の気化を促すのです。クーラーを利かせばなお良いでしょう。その上で水を飲ませます。できれば水だけでなく、お茶と味噌汁、お吸い物、スープなどで、水分と電解質の両方を補給します。
 清涼飲料水は沢山飲むと体内でケトン体という毒性物質が増え、危険な状態(「清涼飲料水症候群」とか「ペットボトル症候群」)になることもありますので要注意。
また、汗をかくと塩分が失われます。真水だけを飲むと体液の塩分濃度が下がって、倦怠感やこむら返りが起きやすくなります。
塩気を美味しく感じるようなら、塩を舐めたり塩を含むスポーツドリンクなどを適量飲んでもよろしいが、高齢者の場合は、血液中の塩分が異常に増える高ナトリウム血症を伴う熱中症も多いので、控え目が無難です。
「熱中症」 その3

 しかし、いつもの様子とは何か様子が違うと感じたり、ぐったりしていて、呼びかけてもしっかり返事をしなかったり、水を飲ませようとしても飲めなかったり吐いたりするようなら、これはもう素人療法の範囲を超えています。すぐに救急車を呼んで病院に搬送しなければ危険です。