健康コラム

休養、その1 「睡眠」

2016年 5月 30日
 眠りに落ちる際には、体温がほぼ1度低くなります。この体温低下のスピード(低下勾配)が緩いと寝つきが悪くなるのです。つまり寝床に入って体温が順調に下がれば寝つきが良くなるというわけ。このため、温めの湯に20分程度入るとか体操をするとか、余裕があれば自宅の近くで2、30分歩くなどして、体温を1度ほど高めてから寝るようにすると、体温の勾配に落差がついて、スムースに眠りに入りやすくなるといわれます。
休養、その1 「睡眠」

 
 それでも駄目なら、或いは熱帯夜などで寝苦しければ、市販の冷却枕で体温低下を図る、というのも一法です。この方法は入眠促進とともに、寝汗を抑える効果もあります。
 目が覚めても眠気(睡眠慣性)が続いてすっきりしないような場合には、時には居眠り事故を起こしたり、仕事でヘマをしたり、特にお年寄りではモノに躓いて転んで骨折したり、ということもあるでしょう。朝目が覚めたら、なるべく早く太陽などの明るい光を浴びるとか、コーヒーを飲んで好きな音楽を聴くなどすれば、この睡眠慣性を断ち切りやすくなります。

休養、その1 「睡眠」

 
 なるべく決まった時刻に寝床に就くのを習慣にできれば、翌朝決まった時刻に目覚めやすいですし、目覚ましの音で飛び起きるのでなく、自然に望む時刻に目覚めることができれば、睡眠慣性も短くて済みます。これを習慣付けると、目覚めの1時間ほど前から副腎内分泌系(ACTH)の活動が自然に高まり、目覚めの体内環境が整ってから目覚めるので、特に年配の人には無理のない健康的な目覚めの方法です。