健康コラム

運動、その4

2016年 5月 16日
 足腰に特に問題のない人が、おカネと手間をかけずに健康を保つ一番の方法は、
やはり歩くこと。誰しも忙しい時代ですから、「そんな暇あれへん!」と言う人が多い
のは承知しています。ところが、日頃あまり体を動かしてない人は、よく動かしている
人に比べて、中年以降に糖尿病や高血圧、心臓病といった生活習慣病にかかる割合が高く、
平均して寿命が短くなることが分かっています。
運動、その4


 
 運動に割く時間と、運動のせいで寿命が延びる時間のどちらが長いでしょうか。
例えば、日に1時間歩けば1年で365時間、日数では15日余り。これで寿命が1ヶ月延びる
だけでも、運動に費やす時間を差し引いて15日の得。もし1年も延びれば、
運動しない場合より350日も長生きできることになりますね。単に寿命が延びるだけでなく、
寝たきりにならず、認知症にもならずに済む健康寿命も延びることは、既に証明されています。
体を動かす方が、あまり動かさないでいるより、生きる日数を大幅に得するのです。

 もちろん、歩くだけが運動ではなく、スポーツでも家事でも、ある程度の強さの
運動なら何でも構いません。運動の強さは、軽く息が弾み、今時分の気温なら汗ばむ程度。
静かに横になっている時の消費カロリーは1メッツですが、やや早歩き、時速15㌔程度の
自転車走行、卓球やバレーボールなど、3~4メッツの運動を毎日1時間以上するのが適当
とされています。忙しい中でも是非、こまめに歩くなどの運動を日常の習慣にしましょう。