健康コラム

日本の奇跡

2020年 6月 3日
非常事態宣言が全国的に解除されました。今のところ日本のコロナ対策は多くの諸外国に比べ奇跡的大成功。海外のメディアは 「なぜ?」と訝っているくらいです。
日本人はおしなべて教育レベルが高く、理解力・判断力に優れ、規則に従順で忍耐力が強いようです。そのうえ欧米人のように握手の習慣は一般的でなく、アラブ人のように頬を寄せて抱擁するような挨拶もせず、南米人のように手取り肩組んで踊り歌うこともしません。つまり日本人は規律正しく、プロクセミクス(近接許容度)が小さい、つまり人と近付きすぎることを忌避する気持ちが、外国人より強いようです。
加えて、志村けんさん、岡江久美子さんらの急な訃報の衝撃が、不要不急の外出や、「3密」を自制する気持ちを強めたと思います。花粉症や風邪予防でマスクに慣れているとか、家に帰ると靴を脱ぐ慣習なども、感染防止に役立ったのかも知れません。
100年前、猛威を奮ったスペイン風邪第3波の襲来時、時の内田外相は豪政府に対して公電を打ちました。曰く 「・・・ソノ後、病勢激甚トナリ、昨年流行当時ニ比スレバ、発病者ニ対スル死亡率約3倍ニ上リ、(中略)全国患者数ハ既ニ78万余名、死亡者2万余名ヲ算セリ。」 治療法がなく、手の打ちようもなかった状況が伝わります。

油断は禁物。感染症専門家は異口同音にコロナ第2、第3の流行を警告しています。特効薬やワクチンが世に出るまでは、新型コロナウイルスをひたすら避けること。このためには規律に従順で我慢強い日本人の特性を、堅持し続けることが鍵になります。
日本の奇跡