健康コラム

運動、その3

2016年 5月 9日
 前回に続いて、「歩くのが面倒」、「わざわざ歩く時間がない」とか、「足腰が痛くて・・・」などという方々に、「これなら、どう?」というご提案です。お薦めはまず「腰掛けタップダンス」。
 基本ステップは、まず「ボール」(爪先を床に付け)、次に「ヒール」(かかとを床に付け)、そして「スタンプ」(足の裏全体を床に付ける)というもの。椅子に座ってこれを左右交互に繰り返します。すり足のような動きが多いタップダンスとは違って、ステップはごく簡単。歩くのと同様、これなら一人でもできますし、これでウオーキングと同じ時間で同じくらいのカロリー消費(運動量)が期待できるといわれます。傍に迷惑がる人がいない時とか、遠慮の要らない自宅などでお試しください。
できれば「上を向いて歩こう」や「ホワイトクリスマス」などの曲に合わせて、掛け声をかけてステップを踏むとよいでしょう。約1時間で1曲2~4分の曲を5曲ほど続けると、結構いい運動になります。これで足腰が鍛えられ、ゴルフのスコアもアップしたという人もいます。
この他、一人でできる手頃な男性向きの運動として、ダンベル体操があります。女性には最近、フラダンスが結構人気です。このコラムは字数に限りがあって詳しい説明はできませんので、「やってみようか」という気持ちがあればネットで確かめてみてください。しかしどんな運動でもそうですが、続けないと健康増進の効果は望めません。念のため。
運動、その3


「運動」 はちょっと一服して、「誤解することが多い医学用語」について
 お医者さんに病気の説明を受けても、分かりにくい言葉が時々ありますね。例えば・・・、
・ドクター「予後はまず1年でしょう」患者「ヘェー、そんなに治療が必要?」
「予後」とは「病気の今後の見通し」のこと。この例では生存期間を指しています。
・ドクター「患者さんはショック状態です」 患者の家族「そんなに精神的に参ってたのか!」 いえいえ、「ショック」は「急な血圧降下で危険な状態」で大変です!
・ドクター「病気は重篤です」 患者の家族「十得? 病気でそんなに得するの?」
 とんでもない!「重篤」とは「病状がとても重い」こと。これも大変です。
・ドクター「非特異的な所見です」 患者「人食い的? まぁ、なんて恐ろしい!」
・ドクター「診断名は川崎病です」 患児の親「この子は川崎へなど行ってません」
・ドクター「非感染性の膠原病ですね」 患者「悲観先生の高原病?」 
・薬剤師「この薬は頓服用です」 患者「それは日に何回、いつ頃飲むのですか?」
  「頓服」とは「臨時に飲む薬」のことです。
 他にも、貧血はないのに脳貧血とか、流産していないのに切迫流産とか、のんびり
したような語感なのに実は怖い日和見感染とか、お医者さんの言葉は時々分かりにく
いですね。そんな時は遠慮せずに「もっと分かりやすく!」と言いましょう。時には
知ったかぶりで問い質さなかったために、命に関わることもあるのですから。