健康コラム

紙を50回折ると、厚さは?

2020年 4月 28日
こんな話が某紙のコラムに載っていました。或る数学者が1枚の紙を手に取って人に尋ねます。「紙を2回折ると4倍の厚さになるね。もし50回折ると厚さはどのくらいになると思う?」。 すると相手は「数十センチかな」。傍にいた女性は「いや、ビル並みよ」。どちらもまったく違いました。「太陽まで届くんだ。50回は折れないけどね」。
紙を折ることを人と人との接触に置き換えると、今、人類が直面している危険の大きさがよく分かります。紙を折らない、つまり人と人とが近接~接触しなければ、新型コロナ感染症は拡がらないはず。有効な薬やワクチンがない現在、人との 非近接/非接触がコロナウイルスに勝つ唯一の方策だとされています。
紙を50回折ると、厚さは?

咳やくしゃみで生じる唾液の細粒は、口から最大2㍍遠くまで飛び散ります。人が話すと口から発散するエアロゾル(水蒸気)は、風がなく湿度が高い空間では、口から数㍍の範囲に1時間も漂い続けます。唾液の飛沫やエアロゾルにウイルスが混じっていたら、この危険空間内にいる人が感染する危険は、極めて大きくなるわけです。
だからこのような状況になる密閉、密集、密接の「3密」すべてを避けなければなりません。電車、雑踏、職場などは3密状態が起きやすいので、不要不急の外出自粛はもちろん、可能な限り仕事はテレワークで、食べ物などの必需品の購入は宅配で済ますなど、すべての人が「紙を折らない」行動を取ることが、厳に求められています。