健康コラム

認知症シリーズ その6

2019年 10月 24日
認知症、つまり認知機能低下を予防するためには運動が大切だということは、多くの研究から確からしいとされています。しかし運動だけではその効果は弱いようです。運動の効果を高めるため、愛知県大府市にある国立長寿医療研究センターは 「コグニサイズ」 という運動を考案しました。どんなのかというと、歩いたりステップを踏みながら、尻取り遊びや簡単な計算など頭の体操、つまり脳トレ(脳のトレーニング)も同時に行うというもの。
同センターの研究では、週1回、10か月間続けてコグニサイズに参加した308人の高齢者では、参加しなかった人に比べて認知機能の明らかな改善が見られたそうです。課題を作るのに頭を使いますし、間違うとワイワイ盛り上がって和気藹々の雰囲気だったそうです。独自のコグニサイズをどんどん作って楽しむのが良いようです。
認知症シリーズ その6

 運動抜きの脳トレとして、トランプ、将棋、チェス、麻雀などのゲームや、読書、日記や手紙などの作文、また多少の運動を伴う楽器の演奏やダンスなど、これらを実践している人も認知症もなりにくいことが判っています。富士山に女性として初めて冬季登頂し、104歳で亡くなった登山家・中村テルさんや、講演の壇上でダンスのスキップも披露され、105歳で亡くなる直前まで執筆活動を続けられた日野原重明医師など、運動と脳トレに長けた超長寿の方々は数え切れないくらいです。