健康コラム

認知症シリーズ その3

2019年 9月 7日
そろそろ高齢期にさしかかると、ボケるのではないかと不安に思う人が多いようです。よく知っている人の名前をふと忘れしたり、つい先ほどどこかに置いたメガネを探し回るとか・・・、そんなことが重なるとなおさら心配になりますね。でもこんな「ど忘れ」は誰にもよくあること。知っていて当然の親しい人を知らない人だと思ったり、メガネをどこかに置いたこと自体を忘れるのでなければ、大丈夫。まだ認知症ではありません。
 しかしおどかすようですが、度重なるど忘れはひょっとすると、認知症の手前の「軽度認知障害」という状態かも知れません。これは同じ意味の英語、Mild Cognitive Impairmentの頭文字を取って“MCI”とも呼ばれます。認知症は脳の神経細胞が壊れることで起きますので、後戻りは利きませんが、MCIは神経細胞の働きが弱って来て、ど忘れしたり物覚えが悪かったりする状態です。MCIの人のうち、放っておけば毎年10から15パーセントが認知症に進むといわれますが、弱った神経細胞が元気を取り戻せばMCIは良くなります。
認知症シリーズ その3

 神経細胞を元気にするには、高血圧、糖尿病、肥満症などの生活習慣病に対するのと同様の注意を心がけることが大切です。中でも大切なのは運動を習慣付けること。でもがむしゃらに激しい運度をすればよいというものでもありません。詳しくは次回にお伝えします。