健康コラム

認知症シリーズ その2

2019年 8月 1日
 歳を取っても認知症とは無縁で、矍鑠(かくしゃく)としたお年寄りもいますが、一般的には、歳を取るにつれ認知症になる人が増えてきます。高名な学者でも認知症になる人もあるのですから、認知症は加齢現象の一種とも言えるでしょう。
 認知症を治すのは難しいのですが、その手前の軽度認知障害(MCI)の段階で生活習慣を改めるなどすれば、本格的な認知症にならずに済むことも少なくありません。
 だから多くの慢性病と同様、早期発見が非常に大切です。「認知症と家族の会」では、次のような状態に気付けば、専門家に一応相談することを勧めています。

認知症シリーズ その2

①もの忘れが多い。例えば、今切ったばかりの電話の相手の名を忘れる。同じことを何度も言ったり尋ねたりする。よく物を失くしたり探し物をする。盗まれたと疑う。
②判断力・理解力が衰える。例えば、料理や家計簿の計算、仕事や運転のミスが増える。テレビドラマの筋書きがよく呑みこめない。話の辻褄が合わない。 
③予定の日時や約束の場所を忘れたり、間違えたり。慣れた道でも迷うことがある。
④人が変わる。例えば、怒りっぽくなる。頑固になる。自分の過ち・失敗を認めない。
⑤不安な気持ちが強い。例えば、考えが纏まらないなどとよく言う。外出時に戸締りや持ち物を何度も確かめる。独りになると落ち着かない。寂しがったりする。
⑥意欲が弱る。例えば、身だしなみを気にしない。するべきことを億劫がる。など。