健康コラム

便秘の話 その2

2018年 12月 3日
便秘の話の前に、便の話に続いて「腸活」の話をちょっと。元気に長生きする秘訣の一つは腸内環境を整えること、つまり「腸活」だと言われます。その立役者は乳酸菌やビフィズス菌などの善玉腸内細菌です。滋賀県特産の鮒寿司に棲む乳酸菌L-137はその代表格です。昨年末、滋賀県男性の平均寿命が全国都道府県中でトップだと報じられましたが、これには鮒寿司が一役買っているかも知れません。
便秘の話 その2

 鮒寿司はその特有の臭みを嫌う人も多いようですが、そんな人にはシリアルの粉を使った鮒寿司のガレットや琵琶湖産のモロコのつみれ汁などがお勧めです。また昔からある高野豆腐も腸活に役立つ食材とされています。これには消化酵素で分解されにくいタンパク質の一種、レジスタントプロテインの量が多く、食物繊維に似た働きで、腸内でコレステロールを制御して血中の中性脂肪(トリグリセライド)の増加を抑えます。特に糖尿病の予防や改善に有用だと言われます。
善玉腸内細菌が活発に働くには、善玉菌の多い鮒寿司やヨーグルトなどを食べるだけではちょっと不十分で、善玉菌のエサとなる食物繊維が必要です。私たちも食事抜きでは元気が出ませんね。緑黄色野菜、根菜、キノコ類、穀物など食物繊維が豊富な食べ物を沢山食べる一方で、善玉菌の活動を邪魔する動物性脂肪は控え目にすることや、排便を促す適度の運動を日常的に心がけることが大切です。