健康コラム

薬の話 その12

2018年 10月 24日
「ジェネリック医薬品」をご存知ですか? 製薬会社が開発した新薬(先発医薬品)は、その会社が特許を取得した後20~25年間、独占的に製造・販売できる決まりです。そしてこの期限が過ぎると、他の会社も新薬と同じ有効成分を使って薬を製造・販売することが認められます。これがジェネリック医薬品(後発医薬品)です。
新薬開発には普通15~20年もの年月がかかり、開発費も高く付きますが、ジェネリック医薬品はその手間が掛からない分、値段が安くなります。例えば高血圧に使う代表的なジェネリック医薬品を日に1回1年間服用すれば、新薬を用いるよりも約2,200円、脂質異常症では約3,300円、そして糖尿病の場合は約7,700円も安くなります。
 ジェネリック医薬品は新薬の特許期間中にその有効性・安全性が確かめられていますし、薬事法に基づく厳しい基準や規制もクリアしています。効き目は新薬に劣らず、新薬と同様の信頼性があるとされています。

薬の話 その12

今では花粉症の薬や抗生物質、抗がん剤まで、多くの病気に用いるジェネリック医薬品があり、錠剤、カブセル、注射薬、点眼薬、貼り薬など、色んな剤形のものが揃っています。現在、市販薬を除く我が国の薬局調剤医薬費は年間約8兆円。国民1人当り7万円近くにもなります。危機に瀕する健康保険財政を立て直すには、国民一人ひとりが医療費、取り分け医薬品の無駄な出費を抑える心掛けが大切です。