健康コラム

栄養その6 「隠れ肥満など」

2016年 3月 22日
「メタボ」という言葉は、小学生でも知っています。体格指数(BMI)が25以上で、お腹周りが太っていて、その上に血圧が高かったり、糖尿病や脂質異常のケがあれば、メタボ。日本人の数人に一人はこれに当たると言われます。
 しかし厄介なことに、BMIが25未満でお腹周りもメタボの基準以下なのに、メタボの人と同様に高血圧症や糖尿病や脂質異常症になりやすいという、いわば「隠れメタボ」の人が全国で900万人以上にも上ることが最近分かりました。メタボと隠れメタボの人は、そうでない人に比べて心臓病を起こすリスクがそれぞれ1.45倍、1.23倍も高いそうです。

栄養その6 「隠れ肥満など」

  


 日本人は痩せていても、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓の性能が低い人が多く、また必要以上に塩分を摂る人も多いので、上記の病気になるリスクが高いのです。だから痩せているからといって、朝食抜き、早食い、大食いなどの悪い食習慣を続けていると、隠れメタボの危険性が高まります。年に1度は受ける定期健診や人間ドックで、気になる所見が出たら、ご注意ください。運動も大切ですが、それについては今後順次お伝えします。
 なお、話は別ですが、いわゆる「ダイエット志向」の若い女性の痩せも気がかりです。スタイルを格好良く見せたいという乙女心でしょう。若い時に栄養不足状態を続けると、未熟児出産や流産が増えますし、中年以後には骨粗鬆症による腰痛、膝痛、骨折がよく起きます。
若くカッコよい女性たち、後のことも考えて、必要な栄養は摂るようにしましょう!

栄養その6 「隠れ肥満など」